温泉が怪我を癒したという伝説が、日本各地でそのためではないでしょうか。
温泉には効能が付きもののように扱われています。
効能には、泉質とは関係のない、身体を温めることなどによる「一般的な効能」と、泉質に大きくかかわっている「泉質別効能」とに分けることが出来ます。
「一般的な効能」には、神経痛、筋肉痛、五十肩、関節痛、関節のこわばり、運動麻痺、うちみ、くじき、冷え性、疲労回復、痔疾、病後回復、健康増進などがあります。
効能によって、泉質を大きく分類してみました。
・肩こり、腰痛、神経痛-単純泉、食塩泉・不眠症-石膏泉
・冷え性-食塩泉
・水虫、皮膚病-酸性泉・貧血-鉄泉
・糖尿病-炭酸水素塩泉、硫酸塩泉・胃腸病-食塩泉、炭酸泉、重曹泉・美肌-硫黄泉、明礬泉、重曹泉・ストレス-単純泉
注意が必要となるのは、効能があるとされていても必ず効果があるというものではないことを知っておくということです。
同じ泉質でも、含まれる成分の濃度、成分の有無、酸性かアルカリ性かの違いなどによって、効能は変わってきます。
お湯を飲むことによって効能が得られる温泉もあります。
飲泉は温泉でのみ行うようにし、注意事項を確認するようにしてください。
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